鳥類対策
カラス
被害
ゴミ集積場の生ゴミを食い散らかす住環境被害、産卵から幼獣の巣立ち時期(4~7月頃)に営巣場所の縄張り(半径約20~100m)に近づいたりすると威嚇や攻撃を受け、思わぬ怪我を被ることがありますので不用意にカラスの巣に近づかないよう注意が必要です。

対策
巣の撤去作業
カラスは見下ろすことのできる高所に巣を作る習性があるので、撤去作業も高所作業になるケースがほとんどです。
ハシゴでの撤去作業や高所作業車を使用しないと撤去が困難な場合があります。
現地の立地や環境、状況により作業内容が異なります。(周囲の安全確保が優先)



有害鳥獣捕獲の許可申請が必要です
ドバト
被害
ドバトによる被害は主に「糞害」が多く、住環境の汚染(臭い・汚れ・虫の発生)や倉庫、工場、学校、ビルなど汚染箇所を選ばない。環境、建物、製品等への被害、また糞による健康被害も考慮しなければならない。




対策





獣類対策
人の居住環境に入り込み、何かと多くの問題を起こし対策を講じなければ済まないことが多くなっています。
特にアライグマ、タヌキ、ハクビシンは民家の天井裏に住みついて、糞や尿を長年にわたり堆積し悪臭、シミ、虫の発生等々問題が発生します。
【アライグマ】外来生物
体長・体重 | 40~60cm・4~10kg |
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行動 | 夜行性 (昼間でも活動することがある) |
食性 | 雑食性 |
出産数 | 1回の出産3~6頭 |
特徴
体毛は全体的に茶褐色や灰色で、目の周りと鼻筋が黒っぽく尻尾の縞模様が特徴です。
原産地はカナダでペットとして輸入されましたが、凶暴でペットに不向きな性格であるため、飼われていた個体が逃されたり脱走してしまい日本全国で野生化しました。
特に水辺を好んで生息しますが、山林、農耕地、市街地など幅広く出没します。
被害
対策
【タヌキ】
体長・体重 | 50~60cm・3~10kg |
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行動 | 夜行性 |
食性 | 雑食性 |
出産数 | 1回の出産4~6頭 |
特徴
体色は黄褐色や灰褐色で四肢は黒褐色。尻尾は太く、アライグマのような縞模様はありません。目の周囲にはパンダのような黒の模様があります。
一年を通してつがいか家族単位で生活し、糞を特定の場所でする習性があります。
日本には広く生息し主に森林地帯にいますが、人里にも生息しており、都市では排水溝に住み着くこともあります。
被害
対策
【ハクビシン】
体長・体重 | 50~70cm・3~5kg |
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行動 | 夜行性 |
食性 | 雑食性(果実類を好んで食べる。) |
出産数 | 1回の出産2~3頭 |
特徴
体色は灰褐色で、顔面と四肢の下部は黒褐色、額から鼻にかけてが白い一本線の模様があります。尻尾は長く、先が黒褐色をしています。
木登りが得意で、垂直の柱や壁も登り、電線の上も歩きます。細長い胴体で4cm四方の隙間があれば入り込むことができるといわれ、侵入経路をしっかり塞ぐことが重要です。
被害
対策
【タイワンリス】外来生物
特徴
正式名はクリハラリスといいます。体長は30~50cmで、体重は300~500gです。体毛は短く、色は腹面は赤褐色や灰褐色、背面は灰褐色に黒色や黄土色が混じっています。観光用として飼育していた個体が放たれたり、逃げ出して野生化し、全国で繁殖し続けています。
被害
対策
【アナグマ】
特徴
体長は44~80cmほどで、体重は5~16kgほどあります。
アナグマという名前の通り、大きな穴を掘り住処にします。同じルートを歩く習性があるため、自分の家の庭などがアナグマのお気に入りルートに入っていないか気をつけないといけません。しかし、逆にルートを特定できれば、そこに罠を仕掛けると効果的です。